メイン事業である生花祭壇事業による売上高が計画より低調だったことが影響した。拠点新設や大幅な組織改編、低価格帯商品の企画提案等による、新規顧客獲得・既存顧客の発注シェアアップやリピート件数獲得を図った。一方で、台湾子会社による事業再編の一時的な収益の悪化や円安による原価率の上昇が影響した。生花卸売事業については既存顧客並びに新規顧客への積極的な販売促進活動が奏功したが、組織改編等に伴う販売管理費増加が影響した。

ブライダル装花事業については、婚姻件数は減少傾向にあるものの、オリジナル挙式志向の高まり、子会社による事業拡大によって売上高、利益ともに大きく伸びている。また、土木・建築事業については災害対策として河川などの維持・修繕工事に加え、公共投資の増加よって堅調に推移している。

なお、14年6月期については売上高が前期比26.4%増の65.00億円、営業利益が同50.9%減の0.85億円、経常利益が同14.3%減の1.50億円、純利益が同5.9%増の0.90億円と、2月に発表した計画を据え置いている。

ビューティ花壇<3041>は、葬儀の際に利用される生花祭壇等の企画・制作・設営を主力事業とする。また、生花卸売やブライダル用のブーケの制作販売なども手掛ける。特徴は、技術難易度の高いデザインによる差別化と独自の調達ルートを活かした価格競争力である。