同社が強みを持つ鉄鋼・食品関連分野では、引き続き輸送ネットワークの強化と取扱量の増加、輸配送業務の拡大に取り組む。また、医療関連分野やアパレル関連分野の伸長を目指すほか、アジア域内の内陸輸送や中国・長江デルタ地区の事業拡大などでグローバル展開を加速する方針。5月1日付で医薬品輸送のノウハウと実績を持つ九州産交運輸を子会社化したほか、5~6月中をめどにベトナムの大手冷凍冷蔵倉庫会社Anpha-AG Joint Stock Companyも子会社化する予定で、M&Aや業務提携も積極的に活用している。
2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比5.3%増の2437.00億円、営業利益が同20.9%増の96.00億円、経常利益が同17.4%増の94.00億円、純利益が同23.6%増の54.00億円を見込んでいる。年間配当金は前期予定比15.00円増の45.00円を計画している。
同社は、鉄鋼や食品業界向けを中心とした複合ソリューション事業に強みを持つ物流会社。現在は、医療関連サービス、ファッション&アパレルサービス、空港関連サービス、定温物流サービスの4分野に注力している。