市場からは「NYダウの歴史的な高値や円安をフォローに、日経平均は久々に25日移動平均線を回復してきたが、買い一巡後は勢いが止まった。決算を別にすれば、国内に材料はなく、海外情勢にらみの展開がしばらく続くのではないか」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、15年3月期に連結営業利益6.0%増見通しの三井不<8801、株価 - チャート>や、住友不<8830、株価 - チャート>などの不動産株が上昇し、値上がり率トップ。同セクターでは、14年3月期の連結業績予想を上方修正した日神不動産<8881、株価 - チャート>も値を上げた。15年3月期の連結営業利益で2ケタ増益見通しのフジクラ<5803、株価 - チャート>と三菱マテリアル<5711、株価 - チャート>など非鉄金属株も堅調に推移し、国際帝石<1605、株価 - チャート>、K&Oエナジ<1663、株価 - チャート>などの鉱業株も引き締まった。
日本取引所(JPX)<8697、株価 - チャート>、クレセゾン<8253、株価 - チャート>などのその他金融株や、大和証G<8601、株価 - チャート>、野村<8604、株価 - チャート>などの証券株、T&DHD<8795、株価 - チャート>、MS&AD<8725、株価 - チャート>などの保険株も高い。15年3月期に連結営業利益7.4%増見通しの日産自<7201、株価 - チャート>や、トヨタ<7203、株価 - チャート>などの自動車株も買われた。15年3月期連結業績予想で減収・営業減益ながら純利益2.05倍の日産車体<7222、株価 - チャート>も値を飛ばした。