シャープ<6753、株価 - チャート>が急伸。前場は一時前日比20円高の279円まで買われ、前場は同14円高の273円で引けた。
12日引け後に14年3月期連結決算を発表し、15年3月期連結営業利益が1000億円(前期比7.9%減)、純利益は300億円(同2.6倍)になるとの見込みを示した。営業利益予想は市場予想の1009億円並みだが、純利益予想は市場予想の276億円を上回っており、好感されている。
14年3月期連結業績は3期ぶりに黒字となり、営業損益が1085億6000万円の黒字(前期は1462億6600万円の赤字)、最終損益は115億5900万円の黒字(前期は5453億4700万円の赤字)となった。消費税率引き上げ前の駆け込み需要があったデジタル情報家電と健康・環境部門に加え、国内メガソーラーや海外ディベロッパー案件が好調に推移した太陽電池部門の売上高が増加し、従来予想(営業損益は1000億円の黒字、最終損益は50億円の黒字)を上回った。