中国の売上高は同22.3%増の87.42億円、営業利益が同32.1%増の9.54億円。景気回復の足取りは重いが、需要は安定的に継続。アジアの売上高は同37.1%増の66.49億円、営業利益が同76.0%増の4.59億円。タイおよびインドネシアを中心に、主に日系自動車関連産業を中心とするする投資活動に支えられた。欧州の売上高は同29.8%増の15.46億円、営業利益が0.45億円(前期は1.00億円の営業損失)だった。ドイツを中心に需要が堅調に推移した。
15年3月期については、売上高が前期比9.9%増の460.00億円、営業利益が同17.3%増の47.00億円、経常利益が同12.4%増の46.00億円、純利益が同22.8%増の29.00億円を計画している。
なお、2014年3月31日を基準日とする剰余金の配当を行うことについて決議。剰余金の配当は連結での配当性向20%以上を目処として、連結業績や財務状況を総合的に勘案の上決定しており、直近の配当予想の1株につき15円から25円に修正し、中間配当金(1株につき15円)と合わせ、年間では40円を予定している。
キトー<6409>は、建設現場や製造業の工場などで資材を持上げるために利用する「巻上機」(チェーンブロック、レバーブロックなど、マテリアルハンドリング(マテハン)機器)の国内トップメーカー。グローバル展開も進んでおり、海外売上高は70%に達し、世界市場でもトップ5に入る。