<東南アジア株式市場> バンコク市場が下げ幅を縮小し、小幅安で引けた。タイ憲法裁判所が同日、同国のインラック首相が憲法違反で失職するとの判決を下したが、多くの閣僚は職務を継続できることになった。

ジャカルタ市場はインドネシア中央銀行の政策決定会合を控え、反発して取引を終えた。

バンコクのSET指数<.SETI>は0.1%安で終了。内閣が総辞職に追い込まれれば、政治的空白が生まれるとの懸念から値を下げていたが、判決後に値を戻した。

タイ憲法裁判所が7日、インラック首相が憲法に違反したとの判断を下し、首相に失職を命じる判決を言い渡したため、同国は政治的混乱の度合いを深めている。

<ソウル株式市場> 連休明けの7日のソウル株式市場は下落し、総合株価指数は、3月21日以来の安値で終了した。指数は連休を挟んで8営業日続落。2000年9月初め(9日続落)以来、最長となった。

<台湾株式市場> 4営業日ぶりに反落。スマートフォン(多機能携帯電話)大手の宏達国際電子(HTC)が1. 71%安。同社は今年上半期に、収支トントンもしくは利益を計上するとの見通しを発表した。