シェーファー・インベストメント・リサーチのシニア・テクニカル・ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は、「ISM非製造業指数が良好だったことで買いが触発された」と述べた。

著名投資家ウィリアム・アックマン氏が米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)<FNMA.OB>と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FMCC.OB>の買いを推奨したことで、両社の株価は上昇。ファニーメイは3%高、フレディマックは6.3%高で引けた。

一方、JPモルガン・チェース<JPM.N>は2.4%安。S&P総合500種の最大の押し下げ要因となった。米証券取引委員会(SEC)に前週2日に提出した文書で、第2・四半期は債券・株式トレーディング部門の収入が前年同期比約20%減になるとの予想を示したことが嫌気された。S&P金融株指数<.SPSY>は0.4%低下した。

医薬品大手ファイザー<PFE.N>は2.6%安。同社がこの日発表した第1・四半期決算は、後発医薬品(ジェネリック)が振るわず、売上高は9%減の113億5000万ドルと、予想を7億3000万ドル下回った。

ディスカウントストア大手ターゲット<TGT.N>は3.5%安。前年末の顧客情報流出事件を受け、シュタインハフェル最高経営責任者(CEO)兼会長が退任すると発表したことが嫌気された。