2日の米国株式市場は、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に利食い売りが発生し、下落して終了した。朝方発表された4月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が約2年ぶりの大幅増となったものの、ウクライナ情勢悪化で冷や水をかけられた格好だ。

またこの日は、米医薬品大手ファイザー<PFE.N>が英アストラゼネカ<AZN.L>に対する買収提示額を630億ポンド(1060億ドル)に引き上げたものの、アストラゼネカは拒否。これを受け、製薬銘柄に売りが出たことも相場の重しとなった。ファイザーは1.3%安で取引を終えた。