米投資会社アレス・マネジメント<ARES.N>は、新規株式公開(IPO)規模を約50%引き下げた。引き受け幹事によると、同社は、1株当たり19ドルでのIPOで2億1600万ドルを調達。当初は1株当たり21━23ドルで4億1900万ドルを調達する計画だった。

同社はロサンゼルスに拠点を置き、12月末時点の資産運用規模は740億ドル。そのうち550億ドルがクレジット関連資産で運用している。ニューヨーク証券取引所で3日から取引が開始される。

JPモルガンとバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが主幹事。

トムソン・ロイターのデータによると、投資銀行モーリス<MC.N>や、航空チケットシステムのセーバー<SABR.O>など、4月にIPOを実施した企業のうち半分以上がIPO価格が当初予想を下回った。