市場からは「日経平均以上にTOPIX(東証株価指数)の堅調ぶりが目に付く。決算発表で業績に対する不透明感が後退し、主力大型株へ物色が向かっているもようだ。経済指標に対する期待のある米国株式市場も大崩れすることはなさそう。後場も戻りを試す流れが続きそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

業種別では、14年3月期が大幅増益となった大和証G<8601、株価 - チャート>、野村<8604、株価 - チャート>など証券、商船三井<9104、株価 - チャート>、川崎汽<9107、株価 - チャート>など海運、日本政策投資銀行を割当先として優先株を発行する九州電<9508、株価 - チャート>、北海電<9509、株価 - チャート>など電気ガスが東証業種別株価指数で値上がり率上位。個別では、野村証券が買い判断に格上げしたスタートトゥ<3092、株価 - チャート>、15年3月期連結経常利益が12.6%増予想のエプソン<6724、株価 - チャート>、15年3月期連結営業利益が5.2%増予想の新光電工<6967、株価 - チャート>、15年3月期連結営業利益が前期比5.5%増の日本M&A<2127、株価 - チャート>などが東証1部値上がり率上位。15年3月期連結営業利益が11.6%増予想のヤマハ<7951、株価 - チャート>、15年3月期連結営業利益が25.6%増予想の富士通<6702、株価 - チャート>のほか、アルプス<6770、株価 - チャート>、日東電<6988、株価 - チャート>も買われた。