中間決算に向けて、引き続き主力の「eセールスマネージャー」において新機能の追加や販売チャネルの拡大を進めるほか、「システム開発事業」で進めている事業構造改革に取り組む。「フィールドマーケティング事業」についても、業務アウトソーシング化の流れの中で、拡大基調が続く見通し。

2014年12月期の通期業績予想は、1月に発表した期初計画を据え置いている。売上高が前期比8.7%増の48.00億円、営業利益が同7.6%増の5.30億円、経常利益が同7.6%増の5.30億円、純利益が同36.1%減の2.50億円を見込む。

同社は、企業の営業課題を解決、支援するためのSFA/CRM(営業支援/顧客管理)ソフトの大手。SFAの分野では国内で2~3割の市場シェアを握る。子会社で展開しているフィールドマーケティング事業が第2の収益柱に成長。

なお、決算発表と同時に、従業員向け株式交付制度「株式付与ESOP信託(ESOP信託)」の導入を発表した。5月13日付で、自己株式150,000株を0.19億円でESOP信託に対して第三者割当によって処分する。従業員に対して自社株式を交付することで、従業員の帰属意識の醸成と経営参画意識を持たせ、長期的な業績向上や株価上昇に対する意欲や士気の高揚を図り、中長期的な企業価値向上を図ることを目的としている。