辛いながらもジワジワくる旨味。食べれば食べるほど食欲がわき、完食したあとに訪れる爽やかな充実感。それは辛さでごまかさない「腕」があることを意味する。それを堪能できる数少ないつけ麺屋『ラーメン凪 炎のつけめん』がなくなった。

画像と動画を見る

・食べないわけにはいくまい
だが、いつの間にか『らーめん こんどる屋』としてリニューアル(?)していた。「あの絶品つけ麺をなくしてまで挑んだ新しい味」なわけで、非常に気になる。食べないわけにはいくまい。ということで行ってみた。

・栃木の魚ヤシオマスをスープに使用
店頭には「鮮魚ラーメン」や「栃木の魚ヤシオマスをスープに使用」と書かれており、非常に興味をそそらせる。煮干しやカツオのダシならばわかるが、鮮魚のラーメンというのはパッとイメージが浮かばない。栃木県の淡水魚ヤシオマスの味、いざ堪能!! 急な階段をのぼって注文!! 5~6分ほどで完成ッ!!

・魚介ダシが飛躍力を増している
スープは塩味で非常にクリア。麺は縮れ麺で、硬度はさほどでもない。ぷわわぁ~んと漂う薫りが塩ラーメン特有の「旨味の風味」を嗅覚に感じさせる。我慢できなくなりズズッとすすると……。おおっ!! スープがしっかりと「塩」を感じさせ、それを魚介ダシが旨味に変換ッ!! やや塩分濃度が濃いものの、だからこそ魚介ダシが飛躍力を増しているように思える。しかし可能ならば、これのうす塩味バージョンも食べてみたいと思った。

・確かに『凪』の何かを感じた
そして……、驚きは麺をすすって数秒後に訪れた。筆者(私)の気のせいかもしれないが、確かに『凪』の何かを感じたのだ。ゴールデン街で食べても、西新宿で食べても、台湾で食べても、根底に必ずある『凪』の後味。それをほのかに感じたのである!! 1階が『凪』なので薫りが流れてきた? いや、確かにスープからそれを感じた。どちらにしてもうまいのはうまいのだが。

・あらゆることで楽しんでいる
「できるだけ地元(栃木県)の食材を使っていきたいんですよね!!」と非常に嬉しそうに語る店主。ラーメンを作ること、地元の食材を使うこと、そしてお客さんとのコミュニケーション、あらゆることで楽しんでいるのがわかる。

・やめられなくなりますね!!
しっかりと妥協なく完成を求めたラーメン。店主に感想を聞かれたので「塩分を気にしているのですが、飲んじゃいけないと思いつつスープを飲んでしまいます。やめられなくなりますね!!」と話したところ、「ありがとうございます。褒め言葉として受け止めておきます」と笑顔で答えてくれた。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 らーめん こんどる屋
住所 東京都新宿区西新宿7-13-7 大森ビル2F
時間 11:00~21:00 / 11:00~15:00
休日 要確認http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140317-00010028-rocket