22日の香港株式市場で、華潤集団<CHRESR.UL>傘下の企業の株価が急落している。中国当局が同社董事長(会長に相当)の取り調べを開始したことが引き続き売り材料視されている。

同社傘下の華潤電力<0836.HK>は11.9%安、華潤水泥(チャイナ・リソーシズ・セメント)<1313.HK>は8.2%安、ハイパーマーケット運営の華潤創業(チャイナ・リソーシズ・エンタープライズ)<0291.HK>は6.1%安、不動産の華潤置地<1109.HK>は4.2%安まで下落した。

中国共産党の中央規律検査委員会は17日、華潤集団の宋林董事長について、汚職を指す「重大な規則違反」の疑いで調査していると発表した。