身長は人間の脳から分泌される成長ホルモン(正確にはヒト成長ホルモンと呼ばれます)が分泌されると肝臓に働きかけてIGF-1(ソマトメジンC)と呼ばれる物質を分泌します。

次にこのIGF-1が骨の両端部分に存在する骨端腺と呼ばれる軟骨細胞に作用することにより、その中にある軟骨芽細胞が増殖、成長します。

そして、軟骨芽細胞の増殖、成長により骨基質(コラーゲン)が次々と作られ、その骨基質(木に例えると幹のようなもの)にカルシウムやリン、マグネシウムなどのミネラル成分(木に例えると皮のようなもの)が結合、積み重なることにより、骨端軟骨が増殖し、骨が伸び、長くなることで身長も伸びていくのです。