クレディセゾン<8253、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では18日付で、投資判断を「アンダーパフォーム」(弱気)から「ニュートラル」(中立)に引き上げ、目標株価は2570円から2480円に引き下げている。

同社株価は年初来、TOPIXに対し16.4%のアンダーパフォームと、リテールファイナンスのなかで最もパフォーマンスが悪かったものの、比較的低い成長は織り込まれ、バリュエーションも15年3月期予想PERで11倍、PBR0.9倍と割高感は解消したとコメント。株価の下落余地は縮小したと考えているという。

また、利息返還請求件数が期初の会社側想定を上回っていることで14年3月期第4四半期(1-3月)に引当金を約117億円積み増し、15年3月期以降の費用負担が軽減されると予想。不動産部門は事業環境好転で物件売却価格は想定よりも良い半面、資産処分の加速で利益はほぼ計画通りとなったもようとしている。

同証券ではこれらを背景に14年3月期業績予想を下方修正し、15年3月期以降の業績を上方修正。連結営業利益について、14年3月期302億円(前期比28.6%減、従来448億円、会社側計画は435億円)、15年3月期453億円(従来434億円)、16年3月期466億円(同435億円)と試算している。

18日の終値は、前日比53円高の2230円。