復活祭の連休を控えて取引は低調だが、ロイター・マッチングのデータによると、ドル/円の取引は月間の平均を上回った。日銀の 黒田東彦総裁が追加緩和策を示唆したことを受けて、円を買い戻す動きが出たとみられる。その後、米フィラデルフィア地区連銀業況指数が好感され、ドルはやや持ち直した。
ポンドは一時、対ドルで1.6842ドルと2009年終盤以来の高値をつけた後、0.1%上昇の1.6806ドルとなった。16日に発表された雇用・所得の指標が好調で、2015年の第1四半期にイングランド銀行(英中銀)が利上げに踏み切るとの観測が広まった。
<株式> ロンドン株式市場では、FT100種総合株価指数<.FTSE>が1週間ぶりの高値をつけて取引を終えた。米金融大手のモルガン・スタンレー<MS.N>やゴールドマン・サックス<GS.N>の企業決算が好調で、第1四半期の企業業績に対する懸念が後退した。
資産運用のシュローダーズ<SDR.L>は4.2%、銀行のバークレイズ<BARC.L>は3.8%の上昇となり、英国の金融株をけん引した。このことが全体水準を押し上げ、FT100種は41.08ポイント(0.6%)高の6625.25となった。終値として今月10日以来の高値だった。