16日のロンドン株式市場は反発。中国の第1・四半期国内総生産(GDP)伸び率が市場予想を上回ったことが支援した。
また、スポーツ用品のスポーツ・ダイレクト<SPD.L>が、証券会社が示した明るい見通しを手がかりに急上昇した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は42.56ポイント(0.65%)高の6584.17。
スポーツ・ダイレクトは5.6%高となり、この日の上昇を主導した。トレーダーによると、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチはスポーツ・ダイレクトの業績について、オンライン販売や欧州での事業拡大に支えられ、今後10年間の売上高増加率が平均7%となる可能性があるとの見通しを示した。
中国の第1・四半期GDP伸び率は前年比7.4%となり、市場予想の7.3%を上回った。また、3月小売売上高も予想を上回る12.2%増となった。
クーツのグローバル株式ストラテジスト、ジェームズ・バターフィル氏は「中国GDPの結果は好感されたが、ディフェンシブ銘柄が選好されていることは、市場参加者の慎重ながらも楽観的な見方を反映している」と指摘した。
医薬品株がこの日のFT100種総合の上昇分の大半を占めた。グラクソ・スミスクライン<GSK.L>、アストラゼネカ<AZN.L>、シャイア<SHP.L>は1─1.6%上昇した。