アリアンツ・グローバル・インベスターズで資本市場調査および戦略部門の責任者を務めるクリスティナ・フーパー氏は「発言に何らユニークな点はなかったが、FRBの緩和的な金融政策に対するコミットメントを重ねて確約した。これによって投資家は景気に対する向かい風よりも多くの追い風が吹いていると思った」と話した。

ヤフー<YHOO.O> は6.3%高となり、上昇率はS&P総合500種で最大。同社が発表した売上高見通しは勢いを欠く内容だったが、24%の株式を保有する中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<IPO-ALIB.N>が前日発表した四半期決算が大幅増収だったことが追い風となった。

半導体のインテル<INTC.>は0.6%高。第1・四半期の純利益が市場予想を上回ったことを受け、一時2012年6月以来の高値をつける場面もあった。

バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>は第1・四半期の最終損益が赤字となり、1.6%下落した。CSX<CSX.N>も決算発表を受けて1.8%安だった。

フーパー氏は「第1・四半期は天候のマイナス要因があったため、好調な決算シーズンは予想していない。ただ、時間軸の長い投資家はそれを見て見ぬふりをすることができる」と指摘した。