引け後に四半期決算を発表した企業ではグーグル<GOOG.O>が発表後に4.9%の大幅安、IBM<IBM.N>が1.5%安となり、クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)<AXP.N>も時間外で0.9%安をつけた。

中国の第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は1年半ぶりの低水準となったが、市場予想は上回った。3月の米鉱工業生産指数は製造業が2カ月連続で上昇し、長引く厳しいの寒波の影響で停滞していた経済活動が勢いを増していることが示された。

世界経済はひいき目に見ても来年に向け着実に成長するとみられるが、中国景気の急減速によって流れが急転する可能性は残されている。

これまでにS&P500種企業の9%が決算発表を終えた。57.4%純利益が市場予想を上回ったが、長期平均の62%を下回っている。売上高予想を上回ったのは53.2%にとどまり、こちらも長期平均の61%より低い割合となっている。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する銘柄の約76%、ナスダックは69%がプラス圏で取引を終えた。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約59億8000万株と、今月平均の69億5000万株を下回った。