JT<2914、株価 - チャート>が続伸。野村証券では14日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は4290円から4200円に引き下げている。
同証券では、RUBやUAHなど対ドル通貨安を織り込み、14年12月期以降の業績予想を下方修正。14年1-12月の調整後のEBITDA7757億円をベースに、妥当EV/EBITDA倍率を約10倍とし、目標株価を若干引き下げたとしている。為替動向には注意が必要ながら、海外たばこ事業における強い価格効果により利益成長可能との見方に変更はないとコメント。14年4-6月は国内で消費増税後の需要減があるため、EBITDAは前年同期比減益となるものの、7-9月以降増益転換することから、株価はそれを織り込む形で上昇すると予想している。
同証券では連結営業利益について、14年3月期6430億円(前期比20.7%増、従来6386億円、会社側計画は6380億円)、14年12月期5460億円(従来5599億円)、15年12月期7349億円(同7461億円)と試算している。
15日の終値は、前日比58円高の3215円。