レディース衣料・雑貨のANAP<3189、株価 - チャート>が大幅に3日続落し、一時178円安の852円を付け、株式分割後の安値982円を一気に更新した。午前10時9分時点で145円安の885円となり、ジャスダック市場で値下がり率トップ。前週末11日引け後、14年8月期の単体業績予想を下方修正し、嫌気された。
通期の業績見通しは、売上高が94億8800万円から92億6600万円(前期比7.9%増)、営業損益は4億600万円の黒字からトントン(前期は4億200万円の黒字)、最終損益は1億7600万円の黒字から5400万円の赤字(同2億6100万円の黒字)に引き下げられた。昨年の度重なる台風や記録的な大雪などの影響を受け、売上高が計画を下回る見込みとなった。秋冬物セール販売の増加により、粗利益率が低下し、販管費の増加もあって採算が悪化する。最終損益面では、不採算店舗の減損損失を計上する見込み。なお、期末配当は無配を予定していたが、未定に変更した。