<欧州株式市場> 反発。自動車株の上昇が主導した。ただ、欧州企業の決算シーズンを控え、株価が短期的に伸び悩む可能性もあるとの警戒感も出ている。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.84ポイント(0.36%)高の1338.12。前営業日は約1週間ぶりの安値をつけていた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.13ポイント(0.16%)高の3182.79。

STOXX欧州600自動車・部品株<.SXAP>の上昇が目立ち、1.5%高。証券会社バースティンの投資判断引き上げを追い風にフォルクスワーゲン(VW)<VOWG.DE>やポルシェ<PSHG_p.DE>が上昇し、全体を押し上げた。

FTSEユーロファースト300種は年初から約2%上昇しているものの、アナリストの間からは、一段の株価押し上げには、第2・四半期の欧州企業の決算が堅調な内容となることが必要との声が聞かれた。