前場の東京株式市場で日経平均は4日続落。前日比で250円を超える下げとなり、取引時間中で3月27日以来、約2週間ぶりの安値水準となった。

前日の米国株は反発したが、日銀による追加緩和への期待感後退を背景に円高が進行し、主力輸出株を中心に売りが先行。ウクライナをめぐる懸念の高まりや国際通貨基金(IMF)による経済見通し引き下げも重しとなった。週末にオプションSQ(特別清算指数)算出を控え、「先物市場での仕掛け的な売りが出やすい」(国内証券)ことも下押し圧力となった。