「生まれながらの悪魔?」のページでは、サイコパスの脳が人の感情に訴えかけるような言葉に対しても、無機質な言葉と同じようにしか反応しない特徴があるということを書きました。

そして全てを無機質に感じるという特徴は、単に言葉の上の問題ではなく、サイコパスの思考全体に対して言えることです。

例えば家族や恋人、友人という存在も彼らにとっては服や車や時計などと同じ。
多少の執着を持つことはあっても、それ以上の感情を持つことはありません。

考えてみれば、サイコパスには愛情が無いのですから、思いやりを持つことなどあるわけが無いのです。

だからサイコパスは自分が執着している相手、例えば異性や家族などに強く執着しているように見えても、ちょっとしたことで簡単に興味を失い、関心を持たなくなります。

外見を気に入っている異性の顔に傷やニキビなどが出来たり、生活を支えてくれていた身内がその援助を打ち切ったりすれば、サイコパスにとってその人たちは「動かなくなった時計」や「走らなくなった車」と同じくらいの価値しか無いからです。