ある文献の中では、サイコパスの性質をよく表したエピソードの一つとしてこんな話が紹介されていました。

囚人として暮らしているサイコパスに、
「今、最も欲しい物は何だい?」
と尋ねたら、そのサイコパスは、
「同情だね。人に哀れんでもらうようになりたいよ」
と答えたというのです。

サイコパスたちは、良心をもつ人々自分に抱く同情をとことん利用しようと考えています。

特にヒモとして暮らしたり、生活を家族に依存するタイプの寄生虫型サイコパスなどは、人の同情無しには生きていけない存在とも言えるかも知れません。

連続殺人鬼テッド・バンディーが、怪我をしている訳でもないのに松葉杖を持ち歩いて、手助けをしようとする被害者に近づいたという話は有名です。

「困っている人を見ると放っておけない」というタイプの人は、相手が本当に同情すべきかどうかを見極めないと、後々後悔することになるかも知れません。