3日のロンドン株式市場は小反落。一時は3週間ぶり高値をつけたが、さえない米指標を嫌気し、結局マイナス圏で取引を終えた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は9.90ポイント(0.15%)安の6649.14。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の会見で緩和スタンスを強調したことで、午後の取引では一時3月12日以来の高値をつけたが、予想を下回る米指標を受けて、米株に連れ安する流れとなった。
鉱山株指数<.FTNMX1770>が0.8%下落し、相場を圧迫した。中国が発表した景気支援策が期待されていたほど大規模でなかったことを嫌気し、銅価格が下落したことが重しとなった。リオ・ティント<RIO.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>が下げを主導した。
一方、タロー・オイル<TLW.L>は6.2%急伸。UBSが同社の投資判断を「ニュートラル」から「買い」に引き上げたことが支援材料。
キングフィッシャー<KGF.L>は3%高。フランスの競合社、ムッシュ・ブリコラージュ<MBRI.PA>に対して総額2億7500万ユーロ(3億7862万ドル)の買収提案を行ったことが好感された。