野村ホールディングス<8604、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では1日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は800円から720円に引き下げている。

14年3月期第4四半期(1-3月)の投信販売額は第3四半期(13年10-12月)比30-40%減少するもようであり、好調だった第3四半期と比較すると、リテールセグメントの税前利益は、477億円から約251億円に落ち込むと予想している。今後のリテール部門の利益は第4四半期の水準がベースになろうとし、この戦略変更を背景に同証券では業績予想を下方修正し、あわせて目標株価を引き下げるとしている。

一方で、株価はすでに下落していることから、下値余地は限定的と考えるとコメントしている。第4四半期決算発表以降はボトムアウトを予想している。同証券では税前利益について、14年3月期3406億円(前期比43.3%増、従来3982億円、会社側計画は非開示)、15年3月期3458億円(従来3926億円)、16年3月期3618億円(同4022億円)と試算している。

1日の終値は、前日比2円安の660円。