日立製作所<6501、株価 - チャート>は28日、地域統括会社の日立アメリカ社が、需要家の電力需要の制御サービスを提供するディマンシス・エネルギー社(コネティカット州)と、米国の周波数調整市場およびキャパシティー市場において、同社の蓄電システムの実証実験を行うことで合意し、現地据え付けの準備に着手したと発表。

今回の実証実験は、同社のコンテナ型蓄電システム「CrystEna」について、電力系統安定化における有効性を確認するもので、14年6月から2年間行われる予定。商用ベースでの製品化に向け、システムの信頼性や有効性を検証する。同システムは、同社の制御システム、パワーコンディショナーに加え、日立化成<4217、株価 - チャート>のリチウムイオンバッテリーを用いて、蓄電池の長寿命化制御をはじめとするシステム性能向上とコンパクトな設計による経済性を実現した。

28日の終値は、前日比7円高の755円。