28日のロンドン株式市場は反発して引けた。中国の景気支援策への期待から鉱山株が買われ、保険株の下げを相殺した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は27.26ポイント(0.41%)高の6615.58。
週足では0.9%上昇した。
FTSE350鉱山株指数<.FTNMX1770>は1%高。中国の李克強首相が景気下支えに向けて支援策を講じるとともに、インフラの整備を加速させる方針を表明したことが追い風となった。
医療機器大手スミス・アンド・ネフュー(S&N)<SN.L>は投資判断引き上げを好感し、2.4%値を上げた。
半面、政府の年金改革を嫌気しこのところ軟調だった保険株は、この日も下落。年金関連商品の販売にからみ、過去に商品を購入した顧客が新規顧客と比べて公平に扱われていたかどうか当局が調査する方針と伝わったことが圧迫した。
レゾリューション <RSL.L>は7.1%急落。リーガル・アンド・ゼネラル(L&G)<LGEN.L>は3.5%値を下げた。