カブドットコム証券(KABU.C)<8703、株価 - チャート>が反落。クレディ・スイス証券では25日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価630円でカバーを開始している。信用取引比率が75%と信用取引に強みを持つ同社は、市場全体の信用取引比率上昇に伴い、売買代金・信用残高で今後も安定的なシェア拡大が可能とコメント。さらに、経営目標であるROE(株主資本利益率)20%に向けて自社株買いへの期待も高まると予想している。

また、バリュエーションの観点からも同証券15年3月期予想に対してPER13.2倍と同社の08年からの過去平均21倍に比べて低く、「一日信用」によってシェア拡大が続く松井証券<8628、株価 - チャート>、バリュエーションディスカウントのあるマネックスグループ<8698、株価 - チャート>の陰に隠れて同社のシェア拡大・信用残高の積み重ねは評価されていないものの、今後も継続的な拡大・積み重ねが確認されれば株価にはこの点が織り込まれると考えると指摘している。

25日の終値は、前日比10円安の491円。