昭和電工<4004、株価 - チャート>が続伸し、一時4円高の146円まで買われた。25日付の日経産業新聞は、同社が土に埋めれば自然分解する生分解性樹脂の生産量を、13年の2倍にあたる6000トン弱に増やすと報じ、材料視された。
同紙によると、機能高分子材料を生産する龍野工場(兵庫県たつの市)で、生分解性プラスチックの製造装置を改良して増産。あわせて、主原料のコハク酸は、これまで石油由来が中心だったが、とうもろこしやサトウキビを発酵して作るハイオコハク酸の比率を高める。将来的に普及が見込まれる植物由来に切り替えたほうが、中・長期的に生産コストが下げられると判断したとしている。
25日の終値は、前日比1円高の143円。