レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後5時現在 102.53/55  1.3798/02  141.48/52

NY午後5時 102.26/29  1.3790/95  141.00/04

午後5時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の102円半ば。日経平均株価<.N225>が堅調に推移し、ドル/円は上昇した。その後はウクライナ情勢や中国経済などに対するリスクが意識される中、上値を抑えられたが、夕刻になって再びドル買い/円売りが優勢となった。

<株式市場>

日経平均    14475.30円(251.07円高)

14287.28円─14514.28円

東証出来高   29億1579万株

東証売買代金  2兆6814億円

東京株式市場で日経平均は大幅反発。前週末の大幅安の反動で買い戻しが先行した。午前中に発表された3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は弱かったが、東京市場への影響は限定的だった。アジア株がおおむね堅調だったことなどで投資家心理は改善し、日経平均は終日高値圏で推移したが、終値で節目の1万4500円を回復することはできなかった。

売買代金は2兆6814億円と、14日の日経平均先物・オプションSQ(特別清算指数)算出日を除いて、2月5日以来の水準まで回復した。

東証1部騰落数は、値上がり1476銘柄に対し、値下がりが293銘柄、変わらずが29銘柄だった。

<短期金融市場> 17時10分現在

無担保コール翌日物金利             0.073%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り            ──

ユーロ円3カ月金利先物(2014年12月限)   99.805(変わらず)

安値─高値     99.805─99.810

無担保コール翌日物金利の加重平均レートは、速報ベースで0.073%になった。地銀・信託・証券などを主な取り手に、朝方は0.070─0.072%付近から取引が始まったが、前週末に比べて資金調達需要が弱く、取り一巡後は0.065%に弱含んだ。大手行は0.06─0.065%で調達。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートは低下。国庫短期証券の買い入れ結果は、応札倍率が1.93倍と前回2.27倍を下回った。しっかりした結果との評価がみられた。ユーロ円3カ月金利先物は閑散小動き。

<円債市場>

10年国債先物中心限月・6月限(東証)  144.96(─0.10)

安値─高値  144.96─145.07

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値)  0.605%(+0.010)

安値─高値     0.605─0.595%

国債先物は反落。国内連休中の米国市場で、株・債券・為替に大きな変動が見られず、前週末に買われた反動から利益確定売りが先行。日経平均株価が堅調に推移したことも上値を重くした。もっとも、株価の感応度は低く、年度末ということもあり、値動きは限られた。現物債は終盤に長いゾーンを中心に益出しがみられた。イールドカーブはスティープ化の形状。

国債先物中心限月6月限の大引けは、前営業日比10銭安の144円96銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp上昇の0.605%。

<CDS市場>

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、新指標となった指数のiTraxxJapanシリーズ21は今週、3月期末接近に伴い動意しにくい状況が続く見通し。材料不足から方向感が定まりづらく、明確なワイド化・タイト化のポジションは組みにくくなっているという。ウクライナ情勢や中国経済をめぐる不安からワイド化圧力がかかってもおかしくないが、売られ過ぎた反動と、円安進行による株高基調をマーケットはフォーカスしており、足元ではリスクオンが優勢となっているようだ。

<スワップ市場>スワップ金利(17時07分現在の気配)

2年物 0.24%─0.14%

3年物 0.26%─0.16%

4年物 0.30%─0.20%

5年物 0.36%─0.26%

7年物 0.53%─0.43%

10年物 0.83%─0.73%