19日の日経平均株価は前日比84円46銭高の1万4495円73銭で寄り付いたあと、1万4514円95銭(前日比103円68銭高)を付ける場面があった。18日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数ともに続伸した流れを引き継ぎ、買いが先行した。ロシアのプーチン大統領が18日の演説で、ウクライナ南部のクリミア自治共和国のロシアへの編入条約に調印したうえで、これ以上のウクライナ分割は望まないと表明、ウクライナへの介入拡大懸念が後退し、運用リスクをとる動きにつながった。

なお、財務省が午前8時50分に発表した2月の貿易統計(速報、通関ベース)によれば、貿易収支は8003億円の赤字(前年同月は7733億円の赤字)で、20カ月連続の貿易赤字となった。

業種別では、公示地価(1月1日時点)で三大都市圏の地価が6年ぶりに上昇したことを受け、三菱地所<8802、株価 - チャート>、NTT都市<8933、株価 - チャート>などの不動産株が引き締まり、三菱倉<9301、株価 - チャート>、三井倉<9302、株価 - チャート>などの倉庫株も高い。武田薬<4502、株価 - チャート>、中外薬<4519、株価 - チャート>などの医薬品株や、資生堂<4911、株価 - チャート>、ダイセル<4202、株価 - チャート>などの化学株も買われている。キリンHD<2503、株価 - チャート>、アサヒ<2502、株価 - チャート>などの食料品株も値を上げている。個別では、自社株買いを決議したビットアイル<3811、株価 - チャート>や、巴<1921、株価 - チャート>、一工薬<4461、株価 - チャート>、ツガミ<6101、株価 - チャート>などが値上がり率上位。14年2月期の連結業績予想を上方修正したCFS<8229、株価 - チャート>も高い。

半面、クレセゾン<8253、株価 - チャート>、アイフル<8515、株価 - チャート>などのその他金融株がさえない。北海道電力<9509、株価 - チャート>、九州電力<9508、株価 - チャート>などの電気ガス株も安い。個別では、14年5月期の連結利益予想を下方修正したアスクル<2678、株価 - チャート>が急反落し、電算<3640、株価 - チャート>、JVCケンウッド<6632、株価 - チャート>などの下げも目立つ。この日、東証1部に新規上場したジャパンディスプレイ(JDI)<6740、株価 - チャート>は公開価格900円を大きく下回る769円で初値を付けた。

東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り1330万株、買い2900万株で、差し引き1570万株の大幅買い越し」(外資系証券)。午前9時25分時点の東京外国為替市場は、1ドル=101円台前半(前日終値は1ドル=101円64銭-65銭)、1ユーロ=141円台前半(同1ユーロ=141円45銭-49銭)で取引されている。