クラッチ最大手のエクセディ<7278、株価 - チャート>を見直したい。

14年3月期の連結経常利益は195億円(前期比19.4%増)、純利益は113億円(同16.2%増)の見通しだが、第3四半期累計(13年4-12月)は経常利益168億3900万円(前年同期比52.1%増)、純利益100億700万円(同45.4%増)と業績進ちょく率は順調だ。

14年3月期第3四半期累計期間はMT(手動変速装置関連事業)が円安効果、堅調なアジアの受注増加を背景にセグメント利益は前年同期比15.9%増となった。AT(自動変速装置関連事業)も円安効果、国内自動車メーカーからの受注増加、さらに新拠点の販売開始から同利益は同95.7%増となった。国別の動向に関しては日本の利益の伸びがほぼ倍化と大きく伸びている。17億2300万円(前年同期5億3000万円の差益)の為替差益も出ている。

配当は中間期25円(前中間期25円)を実施、期末は25円(前期末25円)の計画で、期末には3000円相当のカタログギフトの株主優待も付く。期末配当・優待の権利付き最終日は26日。

株価は前週末の3月14日に3月4日の2732円に対するダメ押しを入れるとともに、12カ月移動平均線から下ヒゲを入れて戻すなど底入れ気運が出てきた。

17日の終値は、前週末比101円安の2742円。