テルモ<4543、株価 - チャート>は14日、生体吸収性ステントを開発する仏Arterial Remodeling Technologies(以下、ART社)と、独占買収権の取得、薬剤溶出型生体吸収性ステントの共同開発およびART社への段階的な投資に関する契約を締結したと発表。
生体吸収性ステントとは、狭窄(さく)や閉塞(そく)した血管の内腔を広げる筒状の埋め込み型治療機器。現在では、金属製ステントに塗布した薬剤が徐々に周囲の組織に放出される薬剤溶出型が多く使用されている。同社では、次世代技術として体内で分解、吸収されるステントの開発に取り組み、金属製薬剤溶出型ステントを合わせ成長を図る。両者を合わせたステント全体のピーク時の売上は500億円を見込んでいる。
14日の終値は、前日比65円安の4545円。