14日の欧州株式市場は続落。ウクライナ・クリミア自治共和国で16日に実施されるロシア編入の是非を問う住民投票への警戒感から、主要株価は約1カ月ぶりの安値をつけた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.03ポイント(0.70%)安の1284.32。2月初旬以来の安値となる。
週間の下げ率も3.2%と、1月下旬以来の大きさとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は14.90ポイント(0.49%)安の3004.64。
ユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は5.1%上昇し、2月初旬以来の高水準となった。
キャベンディッシュ・アセット・マネジメントの欧州株ファンドマネジャー、キャロライン・ビンセント氏は、ガスなど、欧州のウクライナへの依存を指摘し、「ウクライナの問題は、脆弱な欧州の経済成長に悪影響を及ぼす恐れがある」と述べた。