モロッコ北部、リーフ山脈の懐深く、
標高約600mの山麓にティスーカ山(2050m)と
メッグ山(1616m)に挟まれるように佇む
人口約4万人の小さな町がシャウエンです。

1492年以降レコンキスタにより
イベリア半島から逃れてきた
ユダヤ教徒やイスラム教徒の移住で
人口が増え、発展してきました。

“青い宝石箱”とも呼ばれる通り、
家の壁や路地が美しい青色で彩られた
シャウエンの旧市街は、
まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような
幻想的な空間です。
ユダヤ教徒が神聖な色として
街を青く塗ったのが起源と言われ、
多くのユダヤ教徒がイスラエルに去った後も
この風習が今日まで続いています。