オレはこれをやっていくんだ! と強い気持ちを持って取り組んでいる人もいましたが、僕は違いました。受動的で、やらせてもらっている感覚が強かった。一向に慣れないし、緊張はするし。性格的に向いていないとずっと思ってました。何度も辞めようと思いました。でも一歩踏み出すほど勇気もなかったし、やろうよ、と言ってくれる周囲の方々がいた。まあ、やらなきゃいけないことがとどまることなくどんどんきたというのが本当ですかね。

出典 日刊スポーツ2005年4月24日号