「芸人は親の死に目に会えない」って決まり文句があるけどさ、会いに行かないタイプのやつが芸人やるんだよ。「死に目に会えないけど、芸のほうが大切だ」なんて無理してやっているわけじゃなくて、それがすんなりできるやつらが芸人になってる。 「親父が死んだよ」っていわれてガーンと来ても、漫才がちゃんとできちゃって、終わってから、「じゃあ、死に顔でも見に行くか」と思っても、「ちょっと待て、死んじゃってから行ってもしょうがないか」って思えちゃう性格、そういう性質じゃないやつは芸人をやらないほうがいい。

出典 こんな時代に誰がした!