「「この世でたった一人でも…」という望みが創作のささえなのです。私の描いた作品は、多くはただそのとき読んで、そのまま忘れられても、作品の中の何かを通じて、この世でたった一人の読者に「生きててよかった」と思ってもらえれば、私という一人の人間がこの世に生まれて生きた意味があるのです」

出典 里中満智子のマンガ入門―人よりちょっとうまく描くテクニック