環境省のまとめによると、こうした飼い犬のかみつき事故は全国的に減少傾向にあるものの、平成23年度には4149件も発生。イヌの登録別で見ると、飼い犬が全体の9割に上った。

 かみつきによって死傷したのは4174人いたが、被害者が飼い主やその家族だったのは209人にとどまり、大半が他人。事故が起きた状況は「通行中」や「配達・訪問等」で過半数を占めており、イヌのかみつき事故は不意に飼い主以外が襲われるケースが多いといえそうだ。