【小笠原P】17:ちょっと書き込みの間があいてしまいました。申し訳ございません。
今回は合戦の詳細についてご紹介したいと思います。

その前にまず、以前ご紹介したことと、最終的に製品で実装した内容に差異が生じた部分がありますので、それをご説明します。
その部分は、部隊の形態(行軍・布陣・包囲)変更に関する操作です。
以前ご紹介した際は、敵部隊との状況に応じて自動で切り替わり、手動での変更も可能とご説明しておりましたが、手動での変更は採用しないことにしました。
技術的にハードルがあったわけではないのですが、制作を進めていく過程で、多面展開を特徴とする本作においては、必要性が薄いということから整理対象となりました。
ミクロ操作で戦況を覆すタイプのゲーム性ではないので、現在の形がベターであると認識していますが、発売後に対応の要望が多いようでしたら、また改めて検討します。

さて、合戦の詳細についてですが、仕様・ルールが多岐にわたるので、今回は箇条書きのかたちで記載させていただきます。

【戦略面】
-兵数は出陣元の拠点(城)に紐付けられており、他の拠点に融通することはできない
-落とした直後の拠点には一定の兵数が補充される
-戦闘により消耗する兵数は、戦死ではなく離脱・逃散の設定であり、時間と共に各拠点で自動的に回復する
-減少した兵数の回復速度は、民忠、施設、国人衆の特能などによって変動する

【編成面】
-ひとつの部隊に設定出来る武将は3人(大将1人・副将2人)まで
-部隊の強さ(攻撃・防御・包囲力)は基本的に大将の能力値となる
-副将の武勇、知略値に大将の(統率/100)を乗じた値が、
 大将の武勇、知略値を超えた場合は、その値が部隊の能力値となる
-出陣時の部隊兵数は、拠点兵数の25%、50%、75%、最大からの選択となる
-出陣の際、必ず城に兵100を残す必要がある(「最大」に設定しても自動で100残る)
-勢力が出陣する部隊兵数の20%を超える「軍馬」と「鉄砲」を所有している場合、これらを配備した部隊の編成が可能となる
-「軍馬」「鉄砲」を装備した部隊は、戦闘時に一定確率で追加ダメージを与える
-上記のダメージについては、部隊を率いる大将・副将の「特性」によって変化する
-勢力が十分な兵糧を所有している場合、部隊は120日分の腰兵糧を所持して出陣する

【行軍面】
-行軍の速度は街道の整備度、兵数によって変化。大将の統率が高いほど兵数の影響が小さくなる
-行軍中に消費した兵糧は、自軍、同盟国、従属国の城に隣接することで120日分まで補充される
-敵部隊が布陣する「要所」には進入が不可能(街道上で戦うことになる)
-街道上では複数部隊が並んで(重なって)移動することはできない(味方部隊のすれ違いは可能)
-一つの「要所」に布陣できる部隊数は3部隊が上限となる
-街道上で敵部隊に攻撃を行う場合、攻撃に参加出来る部隊数は、街道の整備度に応じて上限が設定される(1~3部隊)

色々書きすぎた気もするので、とりあえずここまでで区切ります。
文字で見ると複雑そうに感じるかもしれませんが、大半はゲーム内の表示でご理解いただけると思います。

戦闘面や会戦面については、また別にご紹介します