<7730> マニー 3715 -20医療器具の製造・販売を手掛けるマニー<7730>は、10月8日に、2013年8月期の通期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比3.6%減の93.42億円、営業利益が同13.3%減の30.17億円、経常利益が同7.0%減の32.71億円、純利益が同0.1%増の21.80億円と、概ね3月に修正した計画に沿って着地した。売上高は19期ぶりの減収となった。

売上高については、サージカル関連製品は好調だった。ステイプラーが競争激化で低調に推移したものの、眼科ナイフの好調、眼科PGA針付縫合糸の販売再開や新製品発売などが背景に。一方で、アイレス針関連製品は、価格対応・品質改善による数量確保に時間を要して減収となり、デンタル関連製品も、偽物対策に時間を要す中国・ロシアの売上が低調に推移したことが影響した。利益面については、売上の減少・原価率の悪化・販管費の増加などがマイナスに影響した。

2014年8月期は、各セグメントとも増収を見込む。具体的には、サージカル関連製品においては、引き続き眼科ナイフの好調が見込まれるほか、ステイプラーの回復を見込む。アイレス針関連製品については、大口顧客の在庫調整一巡などで拡販を計画する。デンタル関連製品については、中国・ロシアにおいて偽物対策の浸透により回復を見込んでいる。

2014年8月期の通期業績予想は、売上高が前期比7.8%増の100.70億円、営業利益が同15.0%増の34.70億円、経常利益が同6.8%増の34.93億円、純利益が同0.5%増の21.90億円としている。

同社は、手術用縫合針や眼科ナイフなどのサージカル関連製品、アイレス縫合針、歯科用の根管治療機器などのデンタル関連製品の製造及び販売を手掛ける。