<2780> コメ兵 1467 +167 大幅高。いちよしがレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューを1900円か ら2000円に引き上げていることが材料視されている。いちよしでは、買取が順調なこ とに加えて、訪日観光客による購入の拡大など、事業環境が好転していると指摘。今 期営業利益は会社計画26億円に対して、28億円にまで上方修正している。 <4555> 沢井製薬 7320 +450 大幅続伸。後発医薬品の利用に消極的な病院は、診療報酬を減らすなど不利になる措 置を設けるように促す、との民間議員案が伝わっている。後発医薬品の需要拡大につ ながるとの期待感が先行する。また、先週末の決算を受けて、野村では目標株価を 7500円から9500円にまで引き上げている。15.3期にはDiovanやBlopress、16.3 期に はPlavixの後発品の発売が予想され、トップラインの成長は加速するとみている。 <8331> 千葉銀行 738 +41 買い優勢。前日に上半期決算を発表、同時に発表した自社株買いが評価材料となって いる。発行済み株式数の1.74%に当たる1500万株を上限としており、取得期間は本日 から12月20日までとしている。当面の需給動向への安心感が優勢になる。また、上半 期純利益は266億円で前年同期比21%増益、従来予想225億円を上振れる決算となって いる。 <1812> 鹿島 389 -24 決算発表後は下げ幅広げる。上半期営業利益は78.5億円で前年同期比55%減益、従来 予想の50億円は上ぶれる着地となった。一方、通期予想は310億円から180億円にまで 大幅下方修正、予想外の大幅下方修正となる格好に。一部工事の採算悪化、労務費の 上昇などが下方修正の背景に。建設株には足元の好業績期待が高かったと見られ、失 望売り圧力が強まる状況へ。 <1803> 清水建設 492 -2 決算発表後はもみ合い。上半期営業利益は57.8億円で前年同期比35.8%増益、従来予 想の40億円を上振れる着地となった。本日は大林組<1802>の業績下振れ観測報道が伝 わっていただけに、安心感は強まる状況に。ただ、4-6月期実績は39.4億円、上振れ はほぼ確実視される状況ではあった。4-6月期の39.4億円、前年同期比43%増益に対 して、7-9月期は18.4億円で同22%増益、サプライズは乏しい格好ではある。