寄り付きの東京株式市場で日経平均は続落。一時、前日比で200円を超える下げとなった。前日の米国株が大幅安となったうえ、対ドルや対ユーロでの円上昇が重しとなり、幅広い銘柄に売りが先行。自動車や電機など主力輸出株のほか、金融、不動産など内需株も軟調に推移している。

株式市場筋によると、11月限日経平均オプションの最終決済に関わる日経平均のSQ(特別清算指数)値は1万4013円07銭となった。権利行使価格1万4000円を死守した格好だが、「米雇用統計の発表を控える週末で、積極的な買いは見込みづらく、後場には1万4000円を下回る可能性がある」(大手証券)との声が出ている。

寄り付き 前営業日比

日経平均<.N225> 14026.17 -202.27

日経平均先物中心限月<2JNIc1> 14040 -210