事件に注目が集まったのは、事件から3カ月が経った10月。少女の治療にあたっている医師から話を聞いた地元紙が事件を大きく伝えるとともに、治療費の寄付を求める呼びかけを行ったからだ。
重傷を負った少女は事件の後、車椅子での生活をよぎなくされ、腸の機能にも問題をかかえていた。大きな病院での治療を受けさせるため、家族は農地を貸し出して医療費を工面したという。
ケニアではソーシャルメディアを舞台に、暴行に関わった容疑者らと、彼らに草刈りを命じた警官の逮捕を求める声が高まった。
人権団体は逮捕が実現するまで抗議行動を繰り返す姿勢だ。集団暴行で有罪となれば、容疑者らは最高で終身刑の刑を言い渡される可能性がある。
容疑者らの行方は分かっておらず、国境を超えて隣国のウガンダにいるとの話もある。警察は捜査を続行中だとしている。