<8137> サンワテクノス 899 -14電子部品商社のサンワテクノス<8137>は28日、第2四半期(4-9月)業績を発表。売上高が前年同期比17.1%増の475.74億円、営業利益が同22.6%増の13.66億円、四半期純利益が同30.6%増の9.20億円だった。売上高は5月に発表した計画には若干届かなかったが、営業利益、四半期純利益は計画を上回っての着地となっている。

セグメント別では、電機部門の売上高が前年同期比34.1%増。有機EL生産設備の需要減少により真空ロボットの販売が減少したが、一方で新エネルギー関連の需要は引き続き増加傾向で推移しており、太陽光発電システム向けの制御機器等の販売が大幅に増加した。電子部門の売上高は同13.7%増。携帯電話基地局のインフラ設備向けの電子部品の販売が減少したが、自動車業界向けの電子部品の販売が増加。機械部門の売上高は同3.9%減だった。太陽光発電システム向けなど一部設備投資の動きは高まってきたが、全体的に設備投資は弱い動きで推移し、設備機器販売が減少した。

なお、通期計画については、売上高は前期比11.0%増の980億円を据え置いているが、営業利益が同27.8%増の29億円(従来計画は31億円)、純利益が同25.0%増の19億円(同20億円)に修正している。景況感に改善の兆しがみられるが、中国経済の成長鈍化など景気下振れリスクも存在しているとしている。

サンワテクノス<8137>はメカトロニクス関連電気機器及び装置などを展開する専門商社。