離婚したくないなら「幸せ度50%夫婦」をめざすべし―「ラブラブ理想夫婦よりも安定」
アナタの配偶者に心から満足していますか? 改善してほしいところはありますか?
海外の専門家によると、「幸せ度50パーセント夫婦」の方が離婚しないそうです。
親友Bの夫は職場でも高く評価され、育児にも積極的。週末は家族そろって外出し、友達をホームパーティに招いて手料理をふるまい、誰から見ても理想的な夫婦。エッチも定期的にあるようで、副作用が少ないピルの名前を頼みもしないのに教えてくれる。
それに比べて、うちはもう長いことエッチをしていない。夫は育児も家事も非協力的。トキメキもなし。こうなると、ほとんどの人が「ウチは何かおかしい。離婚になるまえに話しあって解決しなければ!」という心境になるのではないでしょうか?
理想の夫婦像に近づけようとする私たちとは対照的に、米国では理想的なカップル像を追う時代は終わり、現実を受けいれた「あきらめ夫婦」像を推奨する動きが見られます。
『The Good-Enough-Sex-Model』の著者、米心理学者のMichael Metz博士は「ありきたりのエッチ」を提唱し、『The good enough spouse 』の著者、米心理学者のChristine Meineckeは、「恋するトキメキは平均9ヶ月しか続かない」と唱えています。
米歴史家のPamela Haag女史の調査によると、最も安定した夫婦というのは、はちきれんばかりの幸せ夫婦ではなく、「幸せ度50パーセント夫婦」だったという結果がでています。理想を追いかけず、半分幸せだったら「まっ、いいか」とする夫婦のほうが、不満があっても長続きするようです。
持久力が必要な結婚生活において、ゆるく現実や相手を見た方が人生のマラソンを完走できるのかもしれません。
参考: Mittelmas als Glucksgarantie.
http://www.baby-und-familie.de/Partnerschaft/Beziehungen-Mittelmass-als-Gluecksgarantie-169699.html