<4350> メディシス 433 +15調剤薬局関連事業を展開するメディカルシステムネットワーク<4350>は25日、第2四半期(4-9月)業績予想の修正を発表。売上高は前年同期比16.9%増の304.38億円(従来予想は298.72億円)、営業利益が同66.9%増の12.07億円(同8.65億円)、四半期純利益が同68.5%増の4.33億円(同2.71億円)と大幅に上方修正した。医薬品等ネットワーク事業が堅調に推移したほか、調剤薬局事業において処方箋応需枚数が増加したこと及び処方箋単価が処方日数の長期化により計画を上回った。

なお、現在、医薬品卸売会社と医薬品仕入条件に関する交渉を行っており、条件未妥結の状態が継続。過去の仕入条件実績をもとに妥当と考えられる想定価格にて会計処理を行っているため、妥結した価格と想定価格に差異が生じた場合には、業績が変動する可能性がある。また、子会社ファーマホールディングによるトータル・メディカルサービス<3163>に対する公開買付けに伴う業績への影響は現在精査中である。そのため通期業績予想については、従来予想を据え置いている。

メディカルシステムネットワーク<4350>は中小調剤薬局向けの医薬品等ネットワーク事業と調剤薬局事業が二本柱。医薬品ネットワーク加盟件数は1,000件を超え、順調に拡大中。調剤薬局事業もM&Aを活用しながら拡大中で、10年後に連結売上高で3,000億円規模を目指す。