【小笠原P】16:各媒体での掲載を目にされた方も多いと思いますが、今回は外交の詳細についてご紹介したいと思います。
本作の外交の方向性について、以前、“いざというときのための準備”とお伝えしていましたが、
その“準備”に相当する部分が「工作」というコマンドになります。
基本的な流れとしては、他勢力との関係性を表す「信用」という数値を「工作」によって増やし、
増やした「信用」を消費して、同盟締結や援軍要請などを行います。
従って、事前に「工作」を済ませておかないと、大金や天下の名物と言われる家宝を持参しても、
周辺の勢力が手を貸してくれることはありません。
逆に言うと、「工作」でしっかり「信用」を獲得してさえいれば、
他勢力は、ほぼ必ず協力してくれます。
上記のような説明を聞くと、かなりゲーム的に感じられるかもしれませんが、
外交という戦国時代に重要な要素を、積極的に活用していただけるよう、
分かりやすさ・使いやすさ優先のデザインを採用したとご理解ください。
ランダム要素を極力排除したので、かなり戦略を立てやすくなったと思います。

次に「信用」の獲得しやすさを左右する「外交姿勢」についてご説明します。
「外交姿勢」は、プレイヤーの勢力を他の勢力がどのように見ているかを表したもので、
最も良好な状態である「信頼」から、全く外交を受け付けない「断絶」まで、
複数の段階で設定されます。
この「外交姿勢」に関しては、基本的に、プレイヤーがコマンドで操作・変更するようなものではなく、
各勢力間の関係や周辺の状況、そして大名の性格によって、随時変化するものとなっています。
例えば、織田家は強大な今川家に対してその力の差を警戒し、外交姿勢を「敵視」とします。
しかし、今川家が、織田家と同盟関係にある斎藤家と同盟を結んだ場合、
織田家にとって、今川家は“同盟国の同盟国”ということになるため、
警戒を和らげ、その外交姿勢を良好な状態へと変化させます。
このように、ゲームの進行状況に応じて、他勢力の「外交姿勢」は様々な要因で変化していきます。
上記の例以外にも「近くに強大な敵国があるから、それ に対抗すべく擦り寄ってくる」というものや、
「共通の敵勢力を持つから協力しよう」というような変動要素なども用意されています。

ただ、先に触れたように、「外交姿勢」はプレイヤーが直接操作できるものではないため、
周辺状況が総じて悪化し、どうにも身動きが取りづらい状況などもあるかと思います。
そうした状況を打破するために、「贈物」というコマンドが用意されています。
この「贈物」は、貴重な家宝を譲ることで、相手の「外交姿勢」を一時的に改善できるものです。
困った場合は是非活用してみてください。

最後に、「国人衆」についての補足情報です。
高い支持を得ておけば、援軍に駆けつけてくれる頼もしい存在ですが、
土着している“国人”ということで、基本的には隣国までしか兵を出してくれませんので、
その辺りを考慮の上、上手に活用してください。
また、「国人衆」には援軍の他に「特能」という要素もあります。
支持を最大まで高めておく必要はあるのですが、
金銭や鉄砲などを収めてくれたり、全国どこにでも援軍として来てくれたり…、
こちらも合わせてご活用ください。
そして、支持を最大にした場合のもう一つの選択肢「取込」についてですが、
これは、その「国人衆」が存在する国の本城へ合流させるものとなっています。
取り込んだ「国人衆」は消えてしまうので、
援軍に来ることも「特能」の効果を得ることもなくなってしまいますが、
取り込んだ本城の人口は大きく増加し、一部ではありますが、
頭領の武将を配下に加えることもできます。
状況に合わせて適切に使い分けてください。

参考までに、頭領を配下にできる主な「国人衆」をいくつかご紹介しておきます。

揚北衆(越後) 山上衆(上野) 風魔衆(相模) 小山田衆(甲斐) 穴山衆(甲斐)
井伊谷衆(遠江)川並衆(尾張) 志摩衆(志摩) 伊賀衆(伊賀) 丸目衆(肥後)

では、今回はここまでということで。